映画鑑賞『愚行録』
冒頭での妻夫木聡が出てくるシーンは、見ている者を惑わす。
お年寄りに席を譲らない若者。それを叱責する中年男性。じゃその若者が足が悪かったらどうなのか?では、その若者が足が悪い演技をしているだけだったら?
劇中で妻夫木扮する週刊誌記者は、席を譲るが、足が悪いフリをして、車中に倒れ込み、「善き行い」をした中年男性との立場の逆転を図る。
バスから降り、見えなくなると普通に歩きだす。
ここを見て、「ユージュアル・サスペクツ」のラストシーンを思い出したが、今回は冒頭シーン。
映画は、妻夫木聡扮する週刊誌記者のインタビュー、平田満演じる精神科医が妻夫木の妹役の満島ひかりへの精神鑑定で物語が進んでいく。静かに。少しだけ音を立てて。
満島ひかりが精神鑑定を受けているシーン、妻夫木聡との面会シーンの生気を感じないあの表情はさすが。なんなんだあのザラザラ感は。妻夫木聡の時おり見せる感情の起伏に物語がドライブするのを期待するが、裏切られる。あくまでも淡々と。
パンフレットで石川慶監督と脚本の向井康介さんが「だれも泣かない映画」にすると初めに決めたと書かれていたが、その通りになっている。観客すらも泣くに泣けない。あくまでの淡々と。
劇中の流れる低音の電子音が不穏な感じを演出する。
泥水が地面を這って、こちらを横切って流れていく様を見せられているような映画。
今更ながら
今更ながら『ゴシップガール』を見ている。
アマゾンプライムで無料でみることができるので、空き時間に結構見ている。
映画って2時間連続で見たいので、2時間まとまった時間が確保できないと、さあ見よう!といかない(細切れでいいのなら結構見る時間は取れると思うのだが、、)。
前に書いたように、その為、朝5時から起きて見ようと考えていたのだが、最近は、6時前ぐらいになってしまって全然起きれていない。そもそも寝る時間が12時になっているので、もっと早く寝ないといけないのだが…
もう何年も前に流行った『ゴシップガール』。深く考える必要がなく、気楽に見ることができる海外ドラマ。まだ、1stシーズンなので、ファイナルまで全6シーズンで121話。。まだまだ先は長い…。みたい映画はいっぱいある。。
主演のブレイク・ライヴリー
は、色々映画も出ているみたい。コレが気になるかな。
オリバー・ストーンなので。
さあ!広島でも、やっと今週土曜から始まる。
「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」
めっちゃ楽しみ!
残価設定ローン
今日、そろそろ車を買おうかと思って色々見ていたら。
今は、残価設定型ローンというのが、あるらしい。 ある車の数年後の残存価格を保証して、車体価格から残価を引いた金額を3年とかで払うという仕組みらしい。 これがなかなか魅力的で、もっと調べていこうと思う。車種によって、残価があらかじめ設定されており。残りの金額になるを3年で払い、3年目で続けて払うか、また新たにローンを組んでやって新車を購入するかが選べるという。しかし、 落とし穴もあるとか書かれている記事もあるので慎重にみていこうと思う。
無題
漫画『AIの遺電子』
今週の映画鑑賞
今週は、平日の4時半起きがなかなかできなかった。 だいたい、5時過ぎ起きになってしまって、準備してたら5時半とはい疎くパターンばかりに…
やっぱり、映画を小分けにして見るのには抵抗があるので、全然見れませんでした。朝見たDVDはイマイチだったな。
①DVD『ドン・ジョン』 後半の終わり方の唐突さがすごい映画。もし、良くなるならここからかも、というところで終わってしまった。豪華な俳優陣を揃えて言いたかったことは、、最後ナレーションで語って終わりではあまりにも、、登場人物の背景がない為、薄っぺらない感じで終わってしまった。正直、なんだこれ?って感じ…もっと、ジュリアン・ムーアとのシーンがあった方が良かった。 ジョセフゴードン脚本監督か。。
映画『ドン・ジョン』3/15 sat.ROADSHOW 30秒スポット
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②映画『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』
19時10分から上映で鑑賞。 予備知識は、マイルスデイビスのCDを数枚持っている程度。彼のディスコグラフィーには疎く、カインドオブブルー、死刑台のエレベーターぐらいしか知らなし、生涯についても知らない。 じゃあ、何故この映画を観に行こうとしたのか。 私は映画で流れるブラックミュージックが好きなのである。(映画中にマイルスは、俺の音楽を陳腐な言葉には置き換えるな、ジャンルの枠にはめるなと言っていたが…)
映画館に乾いた(という表現が正しいか分からないが)トランペットの音が鳴り響き、ドンチードルがマイルスデイビス本人かと思わせる出で立ちで登場するシーン。もうこれだけで見に来て良かった思った。良い音楽、良い音響、映像だけで満足だ。
この映画は、現在と過去を頻繁に行き来する為、正直、登場人物には感情移入が、難しい箇所が多い。しかし、スランプで悩み、昔の恋人(妻)を思い今の自分に辟易するのは誰でも経験があると思う(スケールの大小はあるが…)。でも何処か感情移入できないのは、やはり主人公があのマイルスデイビスだからか…。それとも、凡人とは異なる生活故か…。
映画の中身、ストーリーの良さというより、音楽と映像、雰囲気、を楽しむ映画。ブラックミュージックが好きな人、ジャズが好きな人が酔いしれる映画。
週末の冬の寒空の下、『カインド・オブ・ブルー』の「so what」を聞きながら、帰宅した。
映画『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』 予告
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平日朝から映画鑑賞をやってみる
やっと、今週になって仕事が落ち着いた。ずっと、5時頃に起きていたので、この習慣を続けて行こうと思い、何かいい方法はないかと考え、4時半頃に起きて、朝からDVDを見ようと考えてた。題して”朝5時からの映画鑑賞である”
結果、今週見た映画は、DVDで3本、映画館で2本でした。
①DVD『裏切りのサーカス』
②DVD『シング・ストリート 未来へのうた』
さえない高校生が、憧れの彼女を目当てにバンドをやる。ありきたりなストーリーだけど、なんで感動するんだろか。バンドメンバーも冴えない男ばかりだが、音楽だけはあった。曲がいい。劇中に出てくる2曲目ぐらいから急に曲が良くなり、物語が加速していく、そして、主人公が成長していく。
③DVD『セトウツミ』
ほぼ、登場人物2人(池松壮亮、菅田将暉)の掛け合いだけで物語が進行していく、というか物語は進行しない。展開はない。いいなぁこの感じ。
何気ない、ダルくて、何かしたいけど、何もできなくて、でもなんかしたい。そんな感じがうまく出てる。
④映画『その世界の片隅に』
戦争中の人々の日常が綴られていく。例えば、国というものに対する議論よりも食べ物や衣服がについてどのような苦労があったかを大切に描く、
戦場ではない場所ではどのように暮らしていたか。ただ、リアルな目線で坦々と人々の生活が描かれ、生活が変化していく様が描かれていることが、ある意味とても怖かった。
もう2度は見たくないと思ってしまった。。広島という地が舞台なだけに、普段生活している中で通る場所が普通に出てくるし、相対化できない自分がいてすごく疲れた。後半は、涙が自然と出てくるし、正直すごく疲れる映画だった。
⑤映画『沈黙 サイレンス』
遠藤周作の原作を読んだことはあったが、かなり昔のことなので、ほぼ原作知識はなかった。事前にキネマ旬報の2月上旬号(NO1738)の特集記事を読んだ状態での鑑賞。2人の宣教師の迷う様、対照的に迷いのない日本人キリシタン達。1番人間的なのは、表面的には1番弱くそして卑怯に映るキチジロ-(窪塚洋介)なのではないかと思った。キチジロ-がこの映画で果たす役割は大きい。そして、通辞役の浅野忠信の達観した目と態度。日本人キリシタンの1人モキチを演じた塚本晋也の迫真の演技。いい映画です。終わったあとも考えさせられる映画です。
パンフレット売り切れてたので、復習ができずに残念。