映画『ジョーカー』
そうバットマンの悪役であるジョーカーの映画。
どのようにして、ジョーカーが出来上がったのか?というジョーカー誕生前に焦点を当てた物語。コメディアンを夢見るアーサー(ホアキン・フェニックス))がジョーカーになっていく様を描いている。
この映画を観て思ったのが、『タクシードライバー』を彷彿させるということ。
実際に、パンフレットに、影響を受けた映画として『タクシードライバー』が挙がっていた。
トッド・フィリップス監督は1980年代初めのゴッサムシティを舞台に選んでいる。『タクシードライバー』が1978年なので、なるほど画面から受ける感じが似てるのも納得。
監督がもう一つ影響を受けた映画『キング・オブ・コメディ』も1982年の作品。
内容としては、社会的に弱い立場にある者(アーサー(ホアキン・フェニックス))が様々な出来事を通じて。ジョーカーになる様を描く。理不尽な状況に対し、アーサーは
何度も怒りを爆発させるが、一線を超えることはなく踏みとどまるが、同僚からあるモノをもらったことによって、ある事件を起こしてしまう。しかしその事件によって、高揚感を得て、、、そして、物語はエスカレートしていく。。
でも、この物語を観ていて思うのは、アーサーは特別に偏狂な人物でもなく、普通にいてもおかしくない人物であり、自分もアーサーのような状況になる可能性はあるという印象を持った。
印象的なシーンは、長い階段のシーン、アーサーが落ち込んでいる時も、気分が良い時も、あの長い階段のシーンがとても印象的。良いシーン。
あと、今の状況で、ハリウッド映画で高所得者と貧困問題などが出てくると、どうしてもトランプ政権のことを暗喩しているように見えてしまう。
ジョーカーといえば『ダークナイト』が有名だが、昔に観たきりで記憶が薄れていた為、今回もう一度見直した。やっぱ評価が高くだけあっておもしろい。
アクションやドラマも兼ね備えており、2時間半があっという間に終わった。
正直、『ジョーカー』より『ダークナイト』の方が好きだな。
映画『ジョーカー』特報【HD】2019年10月4日(金)公開