sonatine505の日記

映画・書籍・日々の出来事etc

映画鑑賞『ブラック・パンサー』

 

日曜日16時半からの観賞。
観客は普通。5割くらいの入り。

観る前から、ケンドリックラマーのサントラの噂が聞こえてきて、かなり気になっていた

 

映画の概要

2016年公開の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場した新たなヒーロー、ブラックパンサーを主役に描くアクション映画。アフリカの超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラが、漆黒のスーツと鋭い爪を武器に戦うブラックパンサーとして活躍する。絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。主人公ブラックパンサー=ティ・チャラ役はチャドウィック・ボーズマン。監督を「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが務め、同作で主人公クリードを演じたマイケル・Bジョーダンが、ブラックパンサーを追い詰める強敵エリック役で出演。

映画.com

 

特に映画に関しては前情報無しで臨んだ。
marvelが、主人公が黒人、アフリカを舞台としたヒーロー単体で映画化したことがメディアで取り上げられていたが、映画を見て納得。
確かに、アフリカ色が強い。
ヒップホップとの相性も良い。
映像、衣装、身体がとても綺麗。

父である国王の死によって、
ワカンダという架空のアフリカの国王になる、ティチャラは、ブラックパンサーでもある。国王になったことで、ワカンダという国の成り立ちや、父である前国王の行動に疑問を持ち、悩み始める。
そんな中、前、国王のある行動が引き起こしたことが原因で、ワカンダ国が危機になる。ティチャラはどう国を救うのか、という話。

登場人物のキャラ設定が立っており、特に。悪役のエリック・ギルモンガーが良い。特に、終盤のある場面が良い。

てか、キルモンガー役のマイケル•B•ジョーダンが、カッコ良すぎ。やばいです。
主役のチャドウィック•ボーズマンより、キルモンガーが目立ってしまって。

ケンドリックの曲も良いし。
映画の作りも、序盤の伏線なんかも効いていて◎。

黒人女性戦士の集団もカッコイイ。鮮やかな戦闘服がめっちゃカッコイイ。

やっぱ、、
ヒップホップ色の強い映画が好きだわ。

もう一回観たい!

 


「ブラックパンサー」予告編

 

ブラックパンサー・ザ・アルバム

ブラックパンサー・ザ・アルバム

 

 

前回のムービーウォッチメンでも取り上げられていた。宇多丸さん絶賛!

もう、4回も観たのかよ……すげーな。

radiocloud.j

 

 

映画鑑賞『ビガイルド 欲望のめざめ』 ソフィア・コッポラ

土曜の17:30分の回にて観賞。
最近、昼間の映画館が混んでいると聞いていたので、早めに行ったが、めっちゃすいてた。カンヌで賞もとっているので観客が多いかもなんて思っていたが、全然いなかった。15名くらい。
前の回で、『シェイプオブウォーター』やっていたみたいで、すごい数の人が出てきた。やっぱり、アカデミー賞効果はすごいな。

カンヌとアカデミー賞って、そんなに差があるの?観客入り数見たら一目瞭然か。

 

ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラが、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマン、「ネオン・デーモン」のエル・ファニング、「マリー・アントワネット」のキルスティン・ダンスト、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のコリン・ファレルら豪華キャスト共演で撮りあげた長編監督第6作。1971年のクリント・イーストウッド主演作「白い肌の異常な夜」の原作であるトーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性視点で映画化し、第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。

映画のストーリーは、

南北戦争期のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく。やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下す。


というもの。

先ずは、オープニングがかなり良かった。森の雰囲気がよく、初めはセットか何かかなと思ってが、パンフレットには実際の場所があるとのこと。かなり自分好みのオープンニングだった。

綺麗な女たちと、汚れ、傷つき、消耗した男の対比。序盤は、北部の敵兵ということもあり、女達はかなり警戒をするが、それも初めだけで、男がハンサムで紳士的なので、徐々に心を開いてくる。
ミス・マーサ(ニコールキッドマン)が男を、看病する為に、男の身体を拭いているシーンで、暫く男に触れていないからか
かなり動揺し興奮している様子があった。
特にこの映画、ミス・マーサ(ニコールキッドマン)とエドウィナ(キルスティンダンスト)の女の嫉妬が凄い。それに対抗するように、アリシア(エルファニング)が男を誘惑するし。
女の嫉妬惑に翻弄された結果、男は悲劇的な運命たどることになる。

ただいくつか、納得がいかない箇所があった。
マクバニー伍長(コリンファレス)は、結局、エドウィナのことが好きだったのか、本気だったのか?

キノコを食べさせるシーンで、エドウィナは聞いてなかったと思うが、あんな簡単に納得するのか?


映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』本予告

マンガ

 

今週は、珍しく結構マンガを読んだ。ただでさえ、映画のパンフレットや本、雑誌で本棚がいっぱいなので、マンガ電子書籍Kindle)で読んでいる。

 

なんで今週か?っていうとたまたまコレを聞いたから。

特に、広瀬アリスさんだからという訳でもなかったんだけど、、

こんなにマンガ好きだったんだ。しかもスプラッター系?のマンガが好きと言うし…

印象が変わったわ。笑 いい意味で。

 

radiocloud.jp

 

まずは、いつも読んでいる安定の「キングダム49」いつもながらキャラが立っていて、飽きさせない展開が満載。会社の上司や部下をキングダムのキャラに被せて考えてみても面白い。今回は、若手の飛び級人事があって、今後周りがどのように反応するか楽しみ。 

 

次、これもいつも読んでるマンガ「BLUE GIANT SUPREME(4)」

こんなにストイックに、真っ直ぐに、音楽と自分の道を信じられたら楽しいだろうな。

”音楽をやる為にヨーロッパに来たのだから、生活の為のバイトはやらない”

といいながら空腹で倒れかけている。。

 

 

 

 次、マンガ『月曜日の友達(1)』

まだ1巻なので、これらもっと面白くなりそうだけど、この空気感は好き。

ただ、絵があまり好きじゃないかも…笑

それを凌駕する、ストーリーと空気感そしてなにより、言葉のセンスがよい。

詩的なフレーズがいっぱい出て来る。登場人物なしで風景だけで、言葉を聞かせる。

 

f:id:sonatine505:20180310124003p:plain

f:id:sonatine505:20180310124007p:plain

月曜日の友達 阿部共実

 

 

 

 最後、マンガ『あげくの果てのカノン(1)』

これは、広瀬アリスさんがラジオの中で紹介していたもの、

結局、ラジオで紹介したいたの、これ1冊しか読んで無いな…

かなり、こじらせている女子の話。GANTZと似ているらしいけど、GANTZ読んだことないしと思いながら、

1巻読んだ。どこか不穏な空気が漂っている物語設定が良い。今後の展開が楽しみ。継続して読むと思う。

 

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)

あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)

 

 

 

映画鑑賞『花芯』DVD

瀬戸内寂聴原作。発表登場は文壇から批判が相次いだ作品。安藤尋監督が映画化。

戦後、女性が生きていく中、社会的な位置や、男性から見た女性像に対して、主人公の園子(村川絵梨)が、自分の恋、性愛について自由に、思うがままに、生きる様を描く。
園子の夫(林遣都)は、自分たちは純愛をしている、愛が深まっている、と感じている、感じたい。
しかし、京都への転勤を機に園子の感情に変化が現れる。
夫の上司である越智(安藤政信)に惹かれ、恋をする。そして、園子たち夫婦の関係は次第に壊れていく。
ただ、園子はその後、越智への思いに変化が生じている。

原作小説がある為か、印象的なセリフが多かった。

・君という女は身体中のホックが外れているようだ

・相手が誰であれ、結局子宮は、恥じらいのうめき声を上げるのよ

・愛、そんなものアナタにもないわ

・愛がないなら金を払わないとな

・私が焼かれた後、白いか細い骨のあとに、私の子宮だけが焼け残るんじゃないかしら

テーマ曲は、エリックサティのジムノペディ
アコーディオンの音が、和服と共鳴し、園子(村川絵梨)の艶めかしさを効果的に演出している。

 

www.youtube.com

映画鑑賞『ブラインド・マッサージ』

休日の昼間14:40からの観賞。観客は、20人ほど。
ロウ・イエ監督の前々作『スプリング・フィーバー』を観て、年間のベスト映画だったので、今回もかなりの期待値をして見に行った。『二重生活』はまだ観ていないので、是非観たい。
内容は、盲目の人々が営むマッサージ店で起こる出来事を通して、盲目の人々の目線から日常生活や、心の葛藤を描いた作品。画面は、時として盲目の人が見ているような(画面が出ぼやける)演出がなされる。目が見える人々との違いを意識して、盲目の人々の側から描写も多い。
やはり、目が見えないので音に関しては、かなり意識的に演出されていたと思う。雨の音。人々の吐息。風鈴の音。
セックスシーンの息遣いや、匂いに対する
描写は、生々しく、欲望が表現されており、見ていて、心が動かされた。
ただ、『スプリング・フィーバー』の時に感じた、ほとばしる欲望と社会に対する反抗心ほどの感動がなかったのが、残念。
それにしても、ロウ・イエ監督の描く、セックスシーンは、いつも生々しく、登場人物の込み上げる感情が浮き立ってくる。
また、今回、パンフレットは作成されていないとのことなので、キャストの人々の詳しい情報が分からないのが残念。

www.youtube.com

www.youtube.com

映画鑑賞『言の葉の庭』DVD

朝のスタバ、iPhoneにて鑑賞。
やっぱり、新海誠作品が好き。40分ほどの尺で、登場人物の心の描写を描いている。
焦点を、2人に絞った語りにより、主人公へ感情移入させられる。

素晴らしく綺麗な映像。オープニングから、地面、水、の綺麗な映像と雨音で、一気に、映画の世界観に連れて行かれてしまう。イヤホンで聴いていたので雨音がすぐそこにあるような綺麗音に聞こえたのかもしれないが、一気に映画の中に連れて行かれた。
スクリーンで観れたらもっと映像が綺麗だったのだろう。映画館で観たかった作品。。

オープニングのタイトルの出し方、消え方も良かった。音楽も合っていてし、チームラボの作品にも似てる感じのがあったな。

物語は6月から始まる。なぜなら、雨がキーになるから、雨が降る日に主人公は高校を午前中さぼり公園に行く。
そこで、出会った会社員風の女性との物語。雨の日はその女性とその場所で会話し、時間を過ごす。

何故、地面ばっか撮るのだろうと思っていたのだが、途中で意味が分かった。主人公の夢が靴職人なのだ。だから、靴や足を見せようしていたのだ。主人公日本とって、女性用の靴は特別なモノであり、それは家族の思い出。

印象的なシーンに、女性の足を測りながら、上手くいかない女性靴のヒントにしようとするシーンがある。
なんて、官能的なんだろうと思った。
何度か、公園で会うたびにお互いの距離が縮まっていく過程での出来事。ただ、靴を作るために、足を測っているだけなのに、なんでだろう。そこに性愛的な欲望を感じないけれど、とても官能的。私の乏しいアニメーション経験に中でダントツに官能的だった。映画の中でも上位に入るシーン。
万葉集からの短歌引用もどこか、とても官能的に感じられてしまう。
年の離れた女性と高校生の恋愛感情物語を、季節の特徴である梅雨(雨)を介して表し、距離感、感情を表現していく。季節や万葉集の引用など日本的な要素を織り交ぜながら。

ラストシーン。自身の問題を越えようする時、女性は裸足だった。

 

www.youtube.com

 

 

映画鑑賞『アンチ・ポルノ』

平日19時10分からの回にて鑑賞。
やっと、ロマンポルノリブートの園子温作品が観れるということで、テンション高めで臨んだ。
観客は、平日の夜なにもかかわらず、結構多め。女性客も多いし、年齢層は多岐にわたる。
監督が園子温なので、みんな期待値が高いのか。

オープニングのいつも出てくる、a
sonoshion film だったかな…がなく始まった。
壁一面が原色の赤で、塗られていて、部屋に始まった大きな黄色の絵が立てかけられていて、トイレは、扉がない。
かなり、アートな映像から始まり、テンションが上がった。 主人公の冨手麻妙のベットにて寝ているシーンが下着は着けるシーンなどは、園子温のこだわりが感じられ、良かった。ケツが半分くらい出てしまっているところ、とかは意図的にした演出なのだろう。

その後、部屋に秘書なる女の人が入ってきて、雑誌の取材が始まり…と物語が進んでいくのだが、、雑誌の取材陣のキャラが濃すぎる。服装からテンションからがハンパなく濃い。
しかし、途中から、物語が崩れるというか、大きな変化がおこる。現実なのか?フィクションなのか?常に立場が入れ替わっていく。

仕事帰りだったこともあり、残念ながら途中で眠気に襲われてしまった。。
物語は、基本的に部屋のなかだけで進むが、どこか単調になってしまい。眠気が出てきてしまった。2つ隣のおじいさんなんて、中ほどからイビキを立てて寝ていたな…。

同じシーンを、立場が違うことを観客に分からせてから、魅せる方法は、園子温作品では、「ちゃんと伝える」があったなと思いながら、眠気と戦っていた。

 

www.youtube.com