sonatine505の日記

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映画鑑賞『ビガイルド 欲望のめざめ』 ソフィア・コッポラ

土曜の17:30分の回にて観賞。
最近、昼間の映画館が混んでいると聞いていたので、早めに行ったが、めっちゃすいてた。カンヌで賞もとっているので観客が多いかもなんて思っていたが、全然いなかった。15名くらい。
前の回で、『シェイプオブウォーター』やっていたみたいで、すごい数の人が出てきた。やっぱり、アカデミー賞効果はすごいな。

カンヌとアカデミー賞って、そんなに差があるの?観客入り数見たら一目瞭然か。

 

ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラが、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマン、「ネオン・デーモン」のエル・ファニング、「マリー・アントワネット」のキルスティン・ダンスト、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のコリン・ファレルら豪華キャスト共演で撮りあげた長編監督第6作。1971年のクリント・イーストウッド主演作「白い肌の異常な夜」の原作であるトーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性視点で映画化し、第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。

映画のストーリーは、

南北戦争期のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく。やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下す。


というもの。

先ずは、オープニングがかなり良かった。森の雰囲気がよく、初めはセットか何かかなと思ってが、パンフレットには実際の場所があるとのこと。かなり自分好みのオープンニングだった。

綺麗な女たちと、汚れ、傷つき、消耗した男の対比。序盤は、北部の敵兵ということもあり、女達はかなり警戒をするが、それも初めだけで、男がハンサムで紳士的なので、徐々に心を開いてくる。
ミス・マーサ(ニコールキッドマン)が男を、看病する為に、男の身体を拭いているシーンで、暫く男に触れていないからか
かなり動揺し興奮している様子があった。
特にこの映画、ミス・マーサ(ニコールキッドマン)とエドウィナ(キルスティンダンスト)の女の嫉妬が凄い。それに対抗するように、アリシア(エルファニング)が男を誘惑するし。
女の嫉妬惑に翻弄された結果、男は悲劇的な運命たどることになる。

ただいくつか、納得がいかない箇所があった。
マクバニー伍長(コリンファレス)は、結局、エドウィナのことが好きだったのか、本気だったのか?

キノコを食べさせるシーンで、エドウィナは聞いてなかったと思うが、あんな簡単に納得するのか?


映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』本予告